いろどり


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2021.06.30 取材

本物のお酢✕腸活=効加齢対策エイジングケア

インタビュー

女性医療クリニックLUNA
横浜元町/ネクストステージ
理事長 関口 由紀(Yuki Sekiguchi)

「90歳まで、人生の現役をめざしましょう。」をキャッチフレーズに西洋医学に留まらず、東洋医学的医見地からも、美容を追及されている関口由紀先生。
「本物のお酢」について、女医ならではの立場からお話しをしていただきました。

まずは、医学的・女性的見地から、先生が気をつけていらっしゃる生活スタイルなどを教えてください。

私だけではないと思うけど、現代人は基本忙しいの。だから家事とか、手抜きではない時短を心がけてるの。私は毎朝自分でお味噌汁を作るのだけど、具材は冷凍野菜を入れることが通常。でも使用する素材は、原産地やブランドにこだわっていて、調味料を買う時も、少し高くてもそこにはお金をかけてる。「あなたは収入が高いから!」なんて言われる事も多いのだけど、そんな風に言われた時に話す「心のおさいふ理論」という持論があるの。

例えばクリニックを選ぶ時、色々と比較して数百円でも高いと嫌がる人も多いのに、美容院には一万円位しても平気でお金を使う。でもね、長い目で見たら食材やクリニックに数千円払った方が、五年後、十年後、美しくいられるのに。って思う。人の価値観って「心のおさいふ」で決まるという事なの。「心のおさいふのやりくり」で『納得できる所にお金を使うって事が大切』という主旨の持論なの!

特に食品に関しては「生産者が解る食品」を選ぶという事に、私は「心のおさいふ」を開くようにしているの。収入や価値観は人それぞれだけど、自分の収入の中で「心のおさいふ」をやりくりして選んで食する事をおすすめしたいと思ってます。

だって、結局体調が悪くなると、病院代や医療費にお金がかかるのだから。病気や体調不良にならないためには、予防が一番大切。予防には食生活の管理と規則正しい生活リズム、適切な運動が必要。適度に日光にあたる事も大切なんです。

「心のおさいふ」のやりくりが病気や体調不良の予防に大切なんですね!

若い頃は不摂生な生活をしていても大丈夫な事が多いけど、年齢を重ねると「テロメア」という遺伝子の染色体の末端にある構造の影響で、人は死に向かう。動物学的に哺乳類の寿命は約六十歳と言われてるの。現代は医学的な進歩もあって八十歳や九十歳まで生きられる人も多い。ただ生きている状態ではなく、ピンピンと元気に、せめて身の回りの事は自分でできるように長生きしてほしい。だからこそ、不摂生は控えてほしいのです!

これは、ナチュラル志向とは反するかもしれないけれど、年齢とともに減っていくホルモンや、作り出せなくなった成分を補う事も必要だと思ってる。そこは自分の「心のおさいふ」と相談しながら、ホルモン剤やサプリメントを摂取する事も予防になると私は思ってます。

情報過多な現代だからこそ「自然志向が一番」とか「食品の危険性」とか「サプリメントの効果」とか、極端な情報に意識が寄りがちになる。そんな中だからこそ、私は自ら選ぶ基準を持ち「中道でありたい」と心がけています。

私の立場で言うのも変だけど「医者の言う事を信用してはだめ」という感覚も大切(笑)。色々な人の話や意見を聞いて、自分の信じる道を見つけて「心のおさいふのやりくり」をしてほしいんです。

情報過多の中で選択する力を得るためにも、改めて先生の「中道の選択」をお聞かせください!

特に食生活の中では、時間をかけて作られた「本物の熟成食品」や「本物の発酵食品」を選んで摂取するようにしています。本物って事が大切。その中でも「本物のお酢」は体を内側から冷やしてくれる、夏には適した「本物の発酵食品」だと思ってます。

冷房で外側から体を冷やす事に頼らず、夕方涼しくなったら窓を少し開け自然風を取り入れ、酢の物で晩酌。なんて素敵でしょ(笑)。ただ、最近は熱中症も心配なので冷房も適度に使用してくださいね。「本物のお酢」などで体を内側から冷ます方法は、とても良いと思ってます。

最近よく耳にする「腸内細菌」や「腸活」に、醸造食品や発酵食品が効果的なの。腸の研究も進んでいて、腸の中を健康に保つ事がいかに大切か、との認識も広まってますよね。「効加齢対策」分かりやすくいえば「エイジングケア」には、「腸活」が大切。そのためには、醸造食品や発酵食品を上手に摂取することが大切って事なんです。

「本物のお酢」の効果的な摂取方法がありますか?

何事も摂りすぎ、は禁物。「本物のお酢」でも寒い時期には、控えめな摂取で充分。これが体に良い、と思うと摂りすぎる人が意外と多く、それが頻尿に繋がっている事って多いの。頻尿は、特に閉経後の女性は「尿路感染のリスク」の増加にも繋がるので気をつけてほしいです。

「本物のお酢」を、必要な量・季節感、体調などにも配慮して摂取する事が「効果的な摂取方法」だと思ってます!

最後に、先生の好きな「酢」の食し方を教えてください!

古来より食べられている「酢」は昔は「薬」としても使用されていたの。昔の人は「寒さに対して」より「暑さに対して」の対応を重視する傾向があったようで、その中で「酢」は貴重なものだったはず。日々の食事の中で「本物のお酢」を副菜や調味料として使用するのがベストかなと思ってる。なぜなら、摂りすぎにならないから!

何度も話しちゃうけれど、「本物」って事が重要です。「本物のお酢」を摂取することが、健康にも美容にも効果的なのは事実だから。

体内から美しくなる事で、健康にも美容にも効果的。さらに病気などの予防のためにも「本物のお酢」と「腸活」で「効加齢対策」を!

そしてみんなで 『90歳まで、人生の現役をめざしましょう。』

  • お酢を含めた食物アレルギーのある方は医師と相談の上の摂取をお願いいたします。
  • エイジングケアとは、年齢を重ねた肌にうるおいを与えることです。
  • 記事内容は全ての方に適した方法ではありません。体質、体調、既存の疾患などにより効果が異なります。

〈インタビュー後記〉
オーラってあるんですかね。お会いして少しお話させていただいただけで、元気パワーを頂戴できました。お話は多岐に渡り「もっともっと!」とお聞きしたい事がたくさん。今回は特に「お酢の話」にフューチャーさせていただきましたが、先生の持たれていらっしゃる「るなクリニックch」やブログも必見です。「もっと!」はぜひそちらから♪

今林 香織

profile

女性医療クリニックLUNA
横浜元町/ネクストステージ
理事長 関口 由紀(Yuki Sekiguchi)

日本泌尿器科学会専門医・指導医日本東洋医学会専門医・指導医日本透析療法学会専門医日本性機能学会専門医日本排尿機能学会認定医医学博士経営学修士

1989年
山形大学医学部卒業。横浜市民病院臨床研修医
1991年
横浜市立大学医学部泌尿器科助手
2003年
横浜市立大学医学部泌尿器科で女性泌尿器外来担当
2005年4月
「横浜元町女性医療クリニック・LUNA」を開設
2007年
医療法人LEADING GIRLS理事長就任。
横浜市立大学大学院医学部泌尿器病態学修了、客員教授。
2009年
日本大学グローバルビジネス研究科を修了、経営学修士(MBA)取得
2012年
LUNA骨盤底トータルサポートクリニック院長就任(理事長と兼務)
2017年
LUNA骨盤底トータルサポートクリニック院長退任し、女性医療クリニックLUNAグループの理事長として現在に至る
2018年
50歳未満女性向け女性医療クリニックLUNA「横浜元町」と50歳以上向けクリニック女性医療クリニックLUNA「ネクストステージ」開設

医療法人 LEADING GIRLS
女性医療クリニックLUNA

〒231-0861 神奈川県横浜市中区元町1丁目32
TEL:045-662-0618
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